技術解説・機材紹介

研究実績:Teradek BOND + 5G

幾多のコンテンツをライブ配信し続けているTeradek BOND

BONDは有線回線のない場所で真価を発揮!

当社の現場で稼働する”Teradek BOND”は、携帯電話に使われる4G回線を複数束ね、あたかも一本の大容量回線が存在するかのように利用できる、高機能送信機です。

この技術はbonding(ボンディング)と呼ばれ、同種の技術を用いた他製品もありますが、小型で高機能なこの設備はライブ配信現場の頼もしい味方です。

セキュリティの都合上、社内LANを配信に使えない会場で稼働するTeradek BOND

5Gを繋げれば、高速化できるんじゃね?

日頃は写真のように、4G回線×4回線を単一の筐体に装備して利用しているのですが、いつの世も高速化の要求は止むことは無く。


ふと思いついたのです。
「4Gと5G混在で使ったら、高速化できるんじゃね?」

ええ、試しましたよ。
5Gのモバイルルータを準備しました。
au Speed Wi-FI 5G X01

使えました。

4G回線に5G回線を混在させても、問題なく通信して動画配信出来ております。
BONDの管理画面(core cloud)上でも確認できております。

5Gのサービスエリア拡大に期待

上記の試験結果は当社事務所(高田馬場)では動作確認が出来たものです。2021年現在、5G回線への接続は提供エリアが限られているのが実情です。

ライブ配信文化の一層の躍進に向け、5G回線のサービスエリア拡大への期待が高まる試験結果となりました。