インターネットライブ配信がどのような経路を辿って視聴者のスマホやパソコンに届いているのか、大まかに説明します。
まず、視聴者の手元のスマホやパソコンがインターネットに繋がっていなければ配信を見ることができません。インターネットに繋がっていれば、YouTubeやInstagramなどのサイトにアクセスし、ライブ配信を視聴できます。
YouTubeやInstagramで配信されている映像や音声は、どこかの会場やスタジオで撮影されたものです。
では、撮影現場に近いものから順に見ていきましょう。
カメラ・マイク
カメラはその場の映像を撮るため、マイクはその場の音を録るために使います。
カメラに内蔵されたマイクを使うこともできますが、よりノイズの少ない音を録りたい場合はマイクは別に用意するのがオススメです。
ミキサー

複数のマイクをミキサーに繋ぐことで、マイクごとの音量を調整をしたり、いらない音をカットしたりできます。
人間の耳は、大きな音や小さな音を補正して聞き分けることができますが、マイクで録った音は聞き取りやすくするために機械で調整しなくてはいけません。マイク毎の音量や音色を調整し、BGMとのバランスを調整したりするのがミキサーです。
スイッチャー
複数のカメラをスイッチャーに繋ぐことで、カメラの映像を切り替えたり、テロップを入れたりすることができます。また、カメラで撮っている映像だけでなく、事前に作った動画や静止画とも切り替えることができるので、見ている人を飽きさせない工夫や、万が一トラブルが起きた場合も最悪な状況を逃れることができます。
エンコーダ
映像や音声を配信に適した形式に変換する機材です。
ハイビジョン等の高画質映像を、インターネット伝送できる程度に圧縮する変換器です。解像度やフレームレート、ビットレートなどを正しく設定することで、より安定した配信ができます。
配信プラットフォーム
代表的なライブ配信プラットフォームはYouTubeです。
他にもVimeoやFacebook,Instagram,Twitterなど、最近のSNSや動画配信サイトはどれもライブ配信機能を備えています。プラットフォームごとに投げ銭機能やコメント機能の有無などに違いがあるので、目的としたライブ配信に適したプラットフォームを選びましょう。
インターネット接続回線
スマホやパソコン等の端末でインターネット上のコンテンツを閲覧するためには、インターネットに繋がる回線が必要です。
光回線、ADSL、CATVなどありますが現在は光回線が主流です。インターネットに接続するには、プロバイダ(接続業者)にルーターを使って接続するのが一般的です。
Wi-Fiを使うとルータと端末の間が無線接続されるので、ケーブルが不要になり便利ですね。